オポジットベットの詳しい解説
今回はオポジットベット(Opposite Bet)という禁断の手法をご紹介します。
オポジットベット(Opposite Bet)とは
まずは、オポジットベットの基本から見ていきましょう。「名前を聞いたことならある」という人もいるかもしれません。
オポジットベットの「オポジット(opposite)」とは英語で「反対の」という意味です。要は「反対に賭ける」手法ということ。
ルーレットのプレイを想像してみましょう。反対とは、例えば、赤と黒です。このように、対極をなす両方に同時に賭けることをオポジットベットと言います。
ここではカタカナの「オポジットベット」という言い方に統一していますが、日本語で
「両張り」と呼ばれることもあります。どちらも同じ手法を指します。
オポジットベットはどんな時に使われる?
「オポジットベットをしても…勝ちと負けを打ち消すだけで、いいことがないのでは」と思った人もいるかもしれません。その通りです。基本的には、意味のない行為です。
どちらかで勝っても、もう一方でそれが無かったことになります。
では、なぜ、こんな手法が存在するのか…というと「ゲームをただ進行させるため」です。リスクを負わず(または、非常に少ないリスクで)「空回し」できてしまいます。
例えば、どちらに賭ければいいのかわからない時など。ただゲームだけを進めるために、このオポジットベットが効果を発揮します。これがオポジットベットの役割です。
しかし、実際には、オポジットベットは「使えない手法」だとお考えください。詳細は、次の項目でご紹介します。
オンラインカジノでオポジットベットが禁止される理由
オポジットベットは、実際、オンラインカジノでは固く禁止されています。
なぜかというと、最たる理由が「ボーナス」です。通常、オンラインカジノでもらえるボーナスには、出金条件というものがあります。これは、ボーナス受け取り後、すぐに現金として引き出されるのを避けるための、カジノ側が定めるルールです。
誰もがボーナスを持ち逃げしたら、オンラインカジノは一瞬で破綻してしまいます。
オポジットベットを使えば、実質リスクゼロで無限に賭けをすることができます。何度も賭け、条件を満たし、出金という流れです。
ちなみに出金条件をもう少し詳しくご紹介すると…「賭け条件」とも言われます。「x30」や「30倍」などの言葉で表記され、最低限これだけ賭けないと、ボーナスが出金できません。そんな制限です。
話をもとに戻します。このような抜け道を封鎖するために、オンラインカジノはオポジットベットを禁止しています。考えて見れば、当然の施策です。
オポジットベットでも勝率が低いゲームもある
先に「ノーリスク」と言いましたが…実は、オポジットベットを使っても、絶対にノーリスクになるというわけではありません。ゲームによっては、負ける確率の方が高くなることもあります。
例えば、先のルーレットを考えてみましょう。「1から18」と「19から36」に賭けたとします。一見すると同じ確率でそれぞれが、勝ちか負けになるような気がします。
しかし、実は、数字のゼロになる可能性もあります。ですので、実際には、負ける確率の方がわずかに高くなるのです。このように「何のリスクもない」手法でもありません。
まとめ
今回ご紹介したように、オポジットベットは、オンラインカジノでは禁止されている手法です。これを使うことでボーナス取り消し…ということもありますのでご注意ください。
オポジットベットは、理論上は面白い発想です。相反する二つの選択肢に賭けることで、勝ちと負けを補い合いながら、その場を過ごす。そんな考えに基づいています。
これを読んでいるということで、わざとオポジットベットを使ってボーナスをすぐに出金することはないと思います。ただし、意識せずに両張りしてしまうことのないようにご注意を。せっかくのボーナスの没収や、それ以上のペナルティの対象となる可能性があります。
どのオンラインカジノも、ボーナスが持ち逃げされる事態を防ぐために、徹底したルールを設けています。しかし、これは「ボーナスの現金化は無理」というわけではありません。正しく出金条件を満たしたうえで、堅実な出金を目指すようにしましょう。